・僕の研究室は12階建ての建物の12階にある。部屋に備えつけのエアコンから冷気は出てこない。要するに灼熱地獄である。学校に来たくない一番の理由はこれだろう。
・先行研究をたくさん読んだ。
・Engen and Gruber (2001):失業保険が失業のリスクが高い人々の予備的貯蓄の動機を弱めた(アメリカ)。
・Gruber and Yelowitz (1999)Medicareを持っている人は貯蓄が低く支出が高い
・Kantor and Fishback (1996) 労働災害補償の開始と予備的貯蓄関係
・Starr-McCluer (1996)は、アメリカを対象として健康保険(Medicare, Medicaid, CHAMPUS and VA)への加入と予備的貯蓄としての資本蓄積の関係について分析を行った。彼女の結果によると、医療保障を受けている家計は高い貯蓄率を維持しており、仮説は棄却された。
・Guariglia and Rossi (2004)は、イギリスの家計パネルデータを用いて民間保険に加入している家計の貯蓄額は民間保険に加入していない家計よりも低いのかを検証した。民間保険加入に関する内生性の可能性を考慮しても、仮説は棄却された。