僕は、お米を一粒だけ食べてみることがある。
すると必ず思い出すのが、小学校の低学年の頃に見た、教育テレビかなんかのある番組だ。
番組の内容は、食事のときはよくかんで食べましょう的なことなのだが、
なぜか、番組の中で、今の人と昔の人の食事のときの咀嚼回数の比較を行っていた様な記憶がある。
昔の人は、お米に芯がかなり残っている状態で食べていたので必然的に咀嚼回数が多かったのだそうだ。
詳しい数字は忘れてしまったが、咀嚼回数は何倍もの差があった気がする。
たしかに、炊く前のお米はかたい。
でも、咀嚼回数にそこまで差が出るほどかたいのだろうか?
僕は、一粒だけだけど、何度も炊く前のお米を食べたことがある。
意外に食べられるものだということを知っているのだ。
そこで、手のひらにベビースターラーメンのようにお米をのせて一気に口に放り込んでみた。
そして、咀嚼。咀嚼。咀嚼。
驚くほど。噛めなかった。
顎関節症になりそうだ。
という話。